皆さん突然ですがファットウッドってご存知ですか？
キャンプされている方は、聞いたことや実際に使われている方も多いと思います。
ファットウッドとは？
ファットウッドとは赤松の木の松脂(マツヤニ）を多く含んだ部分のことで、枯れた赤松から採取できます。
ファットウッドは松脂の油分を多く含んでいるため、着火性にすごくすぐれています。
自然の着火剤で、焚き付けに最適です。
ブッシュクラフトをやってみたい方にもオススメできる自然の着火剤です。
ただファットウッドは煤がとても出るので焚きつけのみに使用しましょう。
ファッドウッドの見つけ方
ファッドウッドって見つけるのが大変だよね？っと思われがちなのですが、結構簡単に見つけることができます。
山に生えている松の木は基本的に赤松が多いので簡単にファットウッドに出会えます。
松林を見つけたら倒木を探します。
山に入る際の注意点ですが、必ず管理されている所へ採取してよいかの確認を行ってください。
今回はキャンプ場に許可を得ています。
倒木を見つけたら
松の木の倒木を見つけたら枝の部分をナイフなどで叩いてみて下さい。
ファットウッドの場合、中に松脂が含まれているため甲高い音がします。
ナイフで削り中があめ色の場合ファットウッド確定です。
主に枝の付け根あたりに多くファットウッド化しているものが多いです。
ファットウッドと分かればノコギリで切り落とします。
ファットウッドは硬く切り落とすのが大変ですが無理に早く動かして切り落とさず根気よくゆっくりと切りましょう。
あまり早くノコギリを動かして切ると松脂の樹脂が熱で溶けてノコギリに樹脂がへばりつき、とれなくなってしまうので気を付けてください。
切り落としたところ、とてもいいファットウッドでした。
綺麗なあめ色で樹脂がしっかり詰まっていますね。
近くにもう1本倒木がありそちらも確認してみるとこれもファットウッドでした。
既に家にも大量のファットウッドがあるので今回は１つだけの採取で残りはそのままにしてきました。
削りだし
切り出したファットウッドの周りを斧やナイフを使って削り出します。
不要な部分を除去する作業ですね。
昔これをしていたら中から白アリがでてきて驚いたことがあります。(笑)
削り出すとサイズが割と小さくなりますがファットウッドは焚きつけにしか使わないので結構長い期間使えます。
使用方法
ファッドウッドは、焚き付け用として使用します。
ブッシュクラフト的に使用するならファイヤースチールなどでの着火に最適です。
ファッドウッドを薄く削りファイヤースチールで火花を飛ばして着火する方法ですね。
ナイフで出来るだけ薄く削るのがポイント。
薄く削ったファッドウッドに火花を飛ばして着火します。
うまくいくと2・3回で着火できます。
火がついたらフェザースティクなどに火を移して焚き火だいへ。
ガストーチやライターでの着火の際は、薄く割っておいたファッドウッドにガストーチなどで火をつけます。
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着火してしまえば火もちがいいので薪に火を焚べます。
写真を見てわかるように煤が沢山出るので着火の際のみに使用してください。
じゃないとクッカーが煤まみれになります笑
保管の仕方
ファッドウッドは、腐ることがないので普段キャンプへ持っていく用に何かのケースに細かく割ったものを入れて保管しておきましょう。
まとめ
ファッドウッドは、山へ行くと簡単に手に入ります。
山に入る時は、必ず許可を取る。
ナイフ等の取り扱いに気をつける。
削り出してファッドウッドだけの状態にして保管しておく。
腐らないので長期保管も可能。
ブッシュクラフトや普段の焚き火の焚き付けにも最適なファッドウッド。
遊び感覚で探してみるのも楽しいのではないでしょうか。
良かったら探して使ってみてくださいね。
山が近くにないや許可が取れなかったけど欲しい場合は、ネットでも手に入れることができます。
それでは今日はこの辺で。
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